サファイアの石言葉には、次のような意味があります。
誠実、慈愛、徳望、平和、一途な想い、成功、真理、貞操、 友情。
サファイアは9月の誕生石で、日本名では蒼玉(セイギョク)と呼ばれます。深い青色が印象的な宝石で、サムシングブルーの贈り物としても知られています。
サファイアには次のような意味が込められていると言われています。
- 古代から哲学者や聖人の石と言われ、神の恩恵や慈愛を受け、精神の再生をもたらすと信じられていた
- 枢機卿や司教がもつ指輪にはサファイアがはめられ、その指輪をした手で信者に触れることは、誠実や慈悲を与え、病を癒し、人々を悩みや苦しみから救うことを意味していた
- ヨーロッパに伝わる、結婚式に4つのアイテムを身に着けることで花嫁が幸せになれるおまじない「サムシングフォー(Something Four)」のアイテムとして選ばれることも
サファイアにはさまざまな色があり、色によって石言葉が異なる場合もあります。
- パープルサファイアの石言葉は「初恋の思い出」で、喧嘩の多いカップルがお互いに身に着けると、行き違いを解消し、愛を深めてくれるといわれています。
- グリーンサファイアの石言葉は「清廉」「慈愛」「徳望」といわれています。
サファイアの意味
サファイアは9月の誕生石として知られる、美しいブルーが特徴の宝石です。名前の由来は、ラテン語で「青」を意味する「サフィルス(sapphirus)」からきています。古い時代には特定の宝石を指すのではなく、青い石全般を意味する言葉として使われていました。その美しい色合いから、「天の宝石」や「空の宝石」とも呼ばれています。
サファイアには、さまざまな伝説が残されています。
ギリシャ神話では、人間や動物を創造した神・プロメテウスが、最初に身につけた宝石がサファイアだったと伝えられています。また、インドではヒンドゥー教徒の間では不吉な石とされていましたが、仏教徒にとっては神聖な石として尊ばれ、その信仰がヨーロッパにも広まったといわれています。昔はサファイアを水に浸して秘薬として使い、サソリやヘビに噛まれたときの治療薬にしていたとも考えられていました。さらに、魔よけのペンダントとして身につけることで、悪霊から守ってくれるとも信じられていました。
また、古代ペルシャでは「世界は巨大なサファイアの上にあり、空の青さはその輝きが反映されているため」と信じられていたそうです。
キリスト教の文化においても、サファイアは聖なる石とされ、聖職者が人差し指にサファイアの指輪をはめる習わしがありました。そのため、賢者にふさわしい石としても知られています。ローマ帝国初期の学者マルボドゥウスの著書『宝石誌』にも、サファイアが指輪にふさわしい宝石として紹介されており、古くから特別な存在だったことがうかがえます。
こうした歴史から、サファイアは長年にわたり婚約指輪や結婚指輪としても人気のある宝石です。特に有名なのは、1981年に英国のチャールズ皇太子がダイアナ妃に贈ったロイヤル・ブルーサファイアの婚約指輪のエピソード。その指輪は息子のウィリアム王子へと受け継がれ、キャサリン妃へのプロポーズにも使われました。
サファイアは、感情を落ち着かせ、冷静な判断力や洞察力を高めてくれるといわれるパワーストーンです。そのため、「賢者の石」とも呼ばれ、仕事運のお守りとしても人気があります。知性を磨きたい人やインスピレーションを高めたい人にもおすすめです。
また、冷静な思考を促し、正しい判断へと導いてくれるため、カリスマ性やリーダーシップを引き出す力があるともいわれています。本能や欲に流されやすいと感じるときや、聡明さや優雅さを身につけたいときに、サファイアは力強いサポートをしてくれるでしょう。
さらに、サファイアはダイヤモンドに次いで硬度が高いことから、「揺るぎない心」の象徴とされています。目標を貫き通す力を授けてくれるといわれ、仕事や事業でステップアップを目指す人にもぴったりの石です。集中力を高め、知的好奇心を刺激してくれることで、より良い方向へと導いてくれるでしょう。
サファイアの石言葉は「慈愛・誠実・心の成長」。誠実な心は、大切な人との絆を深めるともいわれており、幸せな恋愛や結婚を望む人にもおすすめの宝石です。また、「貞操を守り、真実の愛を貫く力がある」とされ、一途な愛のお守りとしても大切にされています。
昔の伝承では、持ち主が誠実でない行動をすると、サファイアが白く濁るともいわれていました。そのため、誠実なパートナーを求める人や、愛する人との関係を深めたいと願う人にとって、サファイアは特別な存在となるでしょう。
サファイアの特徴
サファイアは、宝石の代表格として広く知られていますが、実はルビーと同じ「コランダム(鋼玉)」という鉱物からできています。
「青玉」とも呼ばれることから、サファイアといえば青色のものを思い浮かべる方が多いかもしれません。これは、鉄やチタンを含んだ青いサファイアが特に有名だからです。しかし、サファイアにはピンク、イエロー、ブラウンなど、さまざまなカラーバリエーションが存在します。ルビーとサファイアの違いは、成分のわずかな違いによるもので、クロムが1%以上含まれると赤色になり、「ルビー」として分類されます。
それでも、やはり世界中で最も愛されているのは、深みのあるブルーサファイアです。特にその色合いによって「ロイヤルブルー」や「コーンフラワーブルー」などの呼び名がつけられ、特別な存在として扱われています。
また、サファイアの中でも、ピンクとオレンジの中間色をもつものは「パパラチア・サファイア」と呼ばれます。この名前は、シンハリ語で「蓮の花」を意味する「パパラチア(padparacha)」に由来しています。ほとんど天然では見つからないほど希少なため、「幻の宝石」としてコレクターにも人気の高い石です。これらのカラフルなサファイアは、総称して「ファンシーサファイア」とも呼ばれています。
さらに、サファイアの中には、光を当てると六条の星のような輝きが現れるものもあり、これは「スターサファイア」と呼ばれ、特別な魅力を持つ宝石として人気があります。
サファイアは、ダイヤモンドに次ぐ硬さを持つ宝石です。そのため、丈夫で傷がつきにくいのが特徴ですが、逆に他の石を傷つけることもあるため、取り扱いには少し注意が必要です。
このように、サファイアは色や輝きのバリエーションが豊富で、さまざまな魅力をもつ宝石です。自分にぴったりのサファイアを見つけて、その美しさを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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